新型コロナウイルス禍をきっかけにオープンした『ののさま文庫』は、2年余りのあいだに口コミなどもあって訪れる人か増えてきました。

「ニュースでたまたまここを見て、この子が絵本好きなので来てみようかなって」
「おしゃべりも全然できるみたいなんで、それはありがたいですね」
「小さい子は、テンション上がっちゃうと大きい声を出したりするので…」

一般的な図書館と違い、自由な“おしゃべりを楽しめる”のも魅力のようです。

照覚寺の図書館『ののさま文庫』に並ぶ本の数は、およそ2000冊。
子ども向けの絵本から小説や漫画などのさまざまな本は、檀家や活動を知った人からの寄付のほか、お寺の竹内幸子さんが自費で購入したりして揃えました。

絵本や育児本など、親子がそれぞれ読める本を回転する本棚などに並べるなど、本の“並べ方”にも工夫があり、楽しみながらお気に入りの1冊を探すことができます。