「一番こだわってるのは水ですね。ここは地下水が豊富なので地下水を使ってます。(袋に)入っている水が汚れてくるので、新しい水を入れてあげることによって、キノコも水分を吸ったときに良い水の方がおいしくなる」

大矢内さんはこまめに水を入れ替えるほかに湿度と温度にもこだわっています。
「湿度65パーセントぐらいのハウスを作ります。あとは温度ですね。温度は大体13度前後で育てるようにしています」

少し湿度を高めにすることできれいな模様が出てくるほか、ふっくらと柔らかいシイタケになります。
しかし、最近はハウスの管理を行う上で大きな課題に直面しているということです。

「シイタケは一定の温度で育てるので、暑いときは冷房、寒いときは暖房。今は燃料費が高騰していて・・・やっぱり良いものを作るには、どうしても避けては通れない」
それは、燃料費の高騰です。苦しい状況の中でも大矢内さんが燃料費を惜しまずにシイタケの管理・栽培を続けるのには理由がありました。

「私はシイタケにほれていますので。大好きですね。自分のやり方によって、色んな顔のキノコが出てくるので、それが楽しみですね」