大矢内さんが愛情込めて栽培するシイタケは、特有の香りが少なく柔らかいため、調理がしやすくて幅広い料理に使うことができると言います。

「今までシイタケは脇役で使われてきたんですが、主役として使ってもらいたい」

今回は特別に松下さんおすすめの食べ方でシイタケを調理してもらいました。

「シイタケの軸はアスパラギン酸が入ってると言われていて、甘みを感じる」

普段は捨てられて食べることの少ないシイタケの軸とネギに複数の調味料を合わせた特製のタレをシイタケの裏側に乗せます。
そのあと、ごま油を引いたフライパンの上に並べて中火で待つことおよそ7分…ネギ塩牛タンならぬネギ塩シイタケの完成です。

(佐藤優空記者リポート)
「肉厚でジューシーで柔らかいので食べやすいです。タレに入っているシイタケの軸もアクセントになっています」

大矢内きのこ園のシイタケは、久慈市のスーパーと道の駅「いわて北三陸」に並んでいるほか、ネットでも販売されています。

ふっくら肉厚で軸までおいしく食べられるシイタケをみなさんも味わってみてはいかがでしょうか。

このほか、大矢内きのこ園では乾燥したシイタケの軸をカットしてペッパーミルに入れた「椎茸ガリリン」という商品も販売しています。
これまで捨てられていた部位を「もったいない」と商品化したもので、みそ汁や煮物などさまざまな料理に入れることでうまみをプラスできる調味料となっています。