宮城県大衡村の小学校で28日、防災学習会が開かれ、児童たちが避難所などで使われるダンボールベッドの組み立て作業を体験しました。

講師を務めた村職員:
「警戒レベルが5までなってしまった時に、建物や家にいる人は、危ないので外に出ないで、家の中でも安全な場所で命を守ってください」

大衡小学校で開かれた防災学習会には、5年生60人が参加し、講師を務めた村の職員が、2019年の台風19号など過去の豪雨災害について被害状況を説明しました。

このあと、児童たちは6つのグループに分かれて、実際に避難所で使われるダンボールでできたパーテーションやベッドを組み立てる作業を体験しました。試行錯誤しながらダンボールベッドを完成させていきました。

児童:
「災害に関わるいろいろな知識が学べて良かった。地震はいつ起きるか分からないので、日ごろから災害に備えておきべきと感じた」
「いつでも避難できるように防災の意識を高めて準備していきたい」

学習会は、2023年から総合的な学習の一環として年に1度開かれていて、児童たちは、災害に対する日ごろの備えの大切さについて学んでいました。