今年、発生から30年となった阪神・淡路大震災。死者6434人もの被害を出した震災の21年前、神戸での大地震のおそれを指摘した調査報告書を神戸市が発行していた。その題名は「神戸と地震」。発行は1974(昭和49)年だ。この研究に関わっていた地震学者、尾池和夫・京都大学名誉教授(84)が、当時を語った。
微小地震の発生場所が線上に並んでいる
尾池氏は、当時、微小地震(発生頻度が高いものの人間が揺れを感じることはほとんどないマグニチュード1以上~3未満の地震)の研究を始めていた。「神戸と地震」に関する研究で、高感度地震計を設置した結果、「六甲山断層」などの活断層に沿った地下約15km周辺に地震が集中していると分かった。
微小地震が六甲山断層の南で続いていることは、「活断層」だということを示す。活断層はいずれ大きく動く。つまり大規模地震が起きるということだ。















