兵庫県議会の百条委員会が調査を続けている、兵庫県・斎藤元彦知事のパワーハラスメントなどの疑惑。事の発端は元県民局長の告発文書でしたが、その元局長の私的な情報が外部に流出した問題をめぐり、県議会議員の2人が “県の前総務部長から私的情報を見せられた” とした証言の詳細が明らかになりました。

知事の疑惑を告発した元県民局長 PCに保存されていた私的情報が流出か

元県民局長の告発文書

兵庫県の斎藤元彦知事をめぐっては、去年3月に元西播磨県民局長が、知事のパワハラなどの疑惑を文書で告発。告発内容の真偽や、文書が公益通報に該当するかなどについて、県議会の調査特別委員会(百条委員会)が調査を続けていて、今年2月に始まる県議会に報告書が提出される見込みです。

この告発文書をめぐっては、文書を把握した直後に、県の人事課が内部調査に乗り出し、元県民局長のパソコンを押収し調べるなどして、告発者と特定。停職3か月の懲戒処分を下しました。元県民局長は去年7月に死亡。自殺とみられています。

さらに死亡後、元県民局長がパソコンに保存していた私的情報が、何者かによって流出したことも明らかになりました。元県民局長は亡くなる直前、百条委に対し、“プライバシーへの配慮”を強く求めていました。