高校ラグビーの新人戦RKKカップラグビーの決勝。28年ぶりの決勝進出を果たした熊本高校は、ラグビー以外にも打ち込んでいることがある選手たちがプレーしました。
メンバー16人で強豪熊本西に挑んだ熊本。他の部活動と「兼部」している選手が4人います。

清田健揮(きよた けんき)選手はサッカー部と兼部。準決勝で2トライをあげた田中絢翔(たなか あきと)選手は空手道部の部長で、空手では中学時代、全国大会に出場しています。
空手部と兼部 田中絢翔選手(1年)「ラグビーで活躍して空手の人たちにそれを見てもらいたい。こっちもやっているんだぞ!みたいな」

4人がいないと15人のメンバーが揃いません。
熊本高校 松本悠聖主将(2年)「ラグビー部としての練習をずっと続けられるわけではありませんが、その分来てくれた時は全力で真面目に取り組んでくれるのですごくありがたいと思っています」
迎えた決勝。熊本はサッカー部員でもある松永悠亜(まつなが ゆうあ)が、たびたびタックルでチームに貢献します。

サッカー部と兼部 松永悠亜選手(1年)「自分のタックルは自分の武器でもあるので、そこで良い所を見せられたのは良かったと思います」
ディフェンスから流れを作った熊本は後半16分、トライをあげて同点に追いつくと、キックも成功し逆転。しかしその4分後、今度は熊本西のアタック。熊本は力及ばず、33年ぶりの優勝とはなりませんでした。
【試合結果】熊本西 29 -19 熊本

サッカー部と兼部 松永選手「兼部で休みもなくきついところはあるが、両立して2つとも頑張っていけたら」
熊本西は5年ぶり18回目の優勝。熊本とともに、全国大会につながる九州大会に出場します。
熊本西 下田広明主将(2年)「全国選抜ラグビー大会に(九州から)6校出場できるということなので、まずは九州大会で1勝して選抜に一歩近づけるように頑張ります」