すでに買った人には…同額程度の“祝い金”
物価高が続く中で下呂市では、去年8月に4~6歳までの未就学児がいる、市内の約430世帯を対象にアンケートを取りました。すると…
約65%がランドセルの無償提供に「賛成」と答えました。
また、「あなたは下呂市からのランドセルの提供を希望しますか?」という質問に対しても、約69%が「希望する」と回答。
そこで、少しでも早く対応しようと新たに予算をつけ、12月25日から受付を開始。最終的に、ことし4月に入学予定の約60人に無償提供することになりました。では、すでにランドセルを購入した人への対応は?
すでにランドセルを購入した人への対応について聞いてみると…
(山中明美事務局長)
「不公平だということで、ランドセルと同額程度の祝い金を支給させていただきたい」
すでにランドセルを購入したため、下呂市提供のものは希望しないという世帯には、申し込みがあれば、ことし3月中に祝い金1万5000円を支給するということです。この取り組みについて、子どもが小学校入学を控える保護者たちは…

(下呂市民)
「(物の値段が)全部高くなっているので、すごくありがたかった」
「すごく助かります。(祝い金を)子どものために、ほしい勉強道具に使えるのでうれしい」
「(今後)利用したいと思う」
ことし4月に入学予定の新入学児を対象にした受付は、すでに終わっていますが、下呂市には、人口減少を少しでも食い止めたいという課題があります。
そのため“子育てしやすい街”だというアピールも必要なことから、この「ランドセルの無償提供」は今後も続けたい考えです。