2023年度、山口県内の児童相談所が児童虐待として認定した件数は850件を超え、過去最多となりました。

山口県・こども家庭課によると2023年度、県内6か所の児童相談所が児童虐待と認定したのは852件で、2022年度より164件増え、過去最多となりました。

虐待者は、実母が最多でおよそ半分を占めていて、虐待を受けたのは小学生が最も多く、4割近くとなっています。

種類別では、暴言を吐く、無視などの子どもの心を傷つける心理的虐待が半数を超えました。

児童相談所への相談の経路は、警察などからが最も多く、4割となっています。

県・こども家庭課は、社会的に児童虐待を通報する意識が高まっていることが増加の背景と見ていて、身近にいたら児童相談所虐待対応ダイヤル「189」に電話するよう呼びかけています。