昨シーズン、チームワーストの18位に沈んだパルセイロ。

低迷の要因はリーグで4番目に多い「57」という失点です。

優勝した大宮の失点は「32」で、上位進出のために守備の立て直しは急務。

藤本監督は3バックを基本的な戦術としていて、新加入の長谷川選手を加えた8人の守備陣が、3つの椅子を巡って熾烈なスタメン争いを繰り広げています。

冨田康平(とみたこうへい)選手:
「去年の成績っていうのは、自分たちで向き合わなきゃいけない…。去年からいる選手は向き合わなきゃいけないものだと思うので」

在籍2年目の冨田康平選手。

持ち前のスピードを武器に昨シーズンは守備の柱として期待されましたが、4月に右膝を負傷。

復帰することはできませんでした。

冨田康平選手:
「チームがいい時も悪い時も、外で試合を見てるしかないし、そういった状況は、やっていてダメな時よりも、もどかしい気持ちは強くて」

手術を乗り越えディフェンスのリーダーとして、再起を誓います。

冨田康平選手:
「点を取られなければ、負けることは絶対にないので。どんなにピンチになっても、体を張って守り切れるのが、強いチームですし、自分もその一番手であるように、その印象を皆さんに与えられるような存在になれたらなと思います」

6日目。

キャンプの成果を試すため静岡県内の社会人チームと45分・3本のトレーニングマッチを行いました。

冨田選手は積極的な守備を見せます。

しかし、格下相手に立て続けに得点を許すと・・・

2本目終了時点で1対5と苦戦。

なかなかかみ合わない選手たちに、藤本監督はこう声をかけました。