アメリカのトランプ大統領は「非核化」という言葉を使ってロシアや中国とともに核兵器の削減を進めたい考えを示しました。これに対し、長崎の被爆者からは疑念の声が聞かれました。
米トランプ大統領「ロシアと非核化のついて話し合った。中国も同調したいだろう。非核化ができるか確かめてみたい。十分に可能だと思っている。」
トランプ大統領は23日、ダボス会議での演説の中で非核化という言葉を使いながら、ロシア・中国と核兵器の削減を進めていきたい考えを示しました。
これに対し、長崎の被爆者・川野浩一さんはトランプ氏にまずは被爆地を訪問してほしいとしています。

川野浩一さん「核の問題で中国やロシアに対して自分たちが常に上に立ちたいという気持ち、そこに本心があると思うんですよねまず、自分の目できちっと何が80年前に起こったのかそのことを確かめてもらいたい」
トランプ氏は以前からノーベル平和賞の受賞に強い意欲を示していて、20日の就任演説では「私が目指すのは平和をもたらし、団結させる人だ」と話していました。