けさ(23日)の広島県内は、各地で空が霞み、遠くの景色を見るとぼんやりしています。県内では「煙霧」や「もや」を観測していて、見通しが10キロ未満となっています。またPM2.5 の観測値もやや高くなっています。

広島地方気象台の観測による観測では、きのう(22日)夕方以降、広島市中区や呉市、福山市の観測地点で「煙霧」や「もや」を観測しています。
各地の視程(=水平方向の見通し)は、福山市はきょう午前7時の観測で視程2.8キロまで悪化したほか、呉市でも午前8時の観測で視程3.7キロ、広島市中区でもきのう(22日)午後11時に5キロとなりました。
23日午前10時現在、
▽広島市中区…「煙霧」観測 視程7キロ
▽呉市…「もや」観測 視程4.3キロ
▽福山市…「もや」観測 視程5キロ
となっています。

空が霞んでいる原因は、ここ最近はまとまった雨が降っておらず、風も弱い状況が続いているために空気がよどんでいるうえに、今週は日中の気温が3月並みと平年よりもかなり高くなっているため地表付近のチリやほこりなどが大気中に舞いやすい状況となっているためだとみられています。
広島県の観測では、きのう(22日)からきょう(23日)にかけて、PM2.5の観測値が、環境基準レベルより「やや高い」値となっています。体長に大きく影響するレベルではありませんが、呼吸器系に疾患のある方など気になる方はマスクをするなど念のためご注意ください。