21日に火山性微動と地殻変動が観測された御嶽山について気象庁は22日、地殻変動はほぼ収まっているものの引き続き火山活動が高まっているとして警戒を呼びかけています。

御嶽山では、21日午後4時6分に地下のマグマや熱水の移動などで生じる火山性微動が観測され、山頂方向が隆起する地殻変動が発生しました。

火山性地震の数は、21日午後4時から5時までに221回観測され、1日で300回に上りました。

気象庁によりますと、22日は、午後3時までに観測された火山性地震は25回で、山頂方向が隆起する地殻変動はほぼ収まっています。

気象庁では、引き続き火山活動が高まっているとして地獄谷火口から概ね1キロの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるとして警戒を呼びかけています。