温室効果ガス排出ゼロへ 次世代燃料がカギを握る?

日本郵船 脱炭素グループ 小泉卓也グループ長:
今多くの船舶で使われているのは、重油。国際海運(の温室効果ガス排出量)は、全世界の約3%と言われている。ドイツ一国あたりの排出量と同じぐらいになるため、海運業全体として削減していくのは、私どもの大きなミッション。

日本郵船は、重油から温室効果ガスの排出量が少ない、LNG=液化天然ガスへと燃料の転換を進めている。
日本郵船 脱炭素グループ 小泉卓也グループ長:
私共が使っているLNGの場合、二酸化炭素が20~30%減ることになる。ただLNG自体にも炭素が入っているため、100%排出を減らすということはできない。
そこで、日本郵船は、次世代燃料として注目されているアンモニア燃料に大きな期待を寄せている。

日本郵船 次世代燃料グループ 六呂太高広グループ長:
今回新たな技術転換ということで、これを契機に日本の海事産業が新たな高い地位を獲得するという非常に大きなチャンスを今迎えている。