新たな病院食を食べた患者の反応は?
東彼川棚町にある長崎川棚医療センター。

こちらの調理室では、スタッフ10人で患者150人分の病院食を調理しています。
奈美さんから指導を受けたことを活かしながら、時間に追われる作業の中でも、盛り付けにも細心の注意を払います。


「ブロッコリーの位置を気を付けながら盛り付けをお願いします。ブロッコリーが隠れないように、見えて見栄えがいいように、美味しく見えるように、位置を確認しながら指導しています」

少しづつですが白以外の皿も使用し食事に彩りを加えていくと患者からも嬉しい声が。


(患者の感想文より)「ごちそうさまでした。毎食写真撮って家族に自慢しています」「本当にありがとうございました。大満足でした」

長崎川棚医療センター栄養管理室・金子友美室長
「おいしかったよ、ありがとう。いつもありがとうとか書いてある文章をいただいたりするんです。そういうのを見ると、私たちも嬉しいですし、調理士の方に今後のモチベーションを上げてもらいながら、より美味しい食事を提供していきたいと考えております」


患者さんの栄養はもちろん、安全な食事を追求する「病院食」管理栄養士のちょっとした工夫で、さらなる美味しさと笑顔を届けます。
食事は見た目も大事なんです。ある九州の国立病院の正月の病院食をご紹介します。指導を受ける前がこちら…

そして、今回フードコーディネーターの指導アドバイスを受けた後の写真がこちら…

一気に華やかになりましたね。中身は全く同じ!盛り付け方を変えるだけでこんなふうに変わる。特に加藤さんがほめていたのがこのエビフライの置き方です。立体的においています。箸を入れやすく、患者がより食べやすくなっている盛り付けなんです。
入院していると食事が楽しみだという患者さんもいらっしゃるということで、そんな患者さんへも治療に役立つ、気持ちが変わる病院食の新たな取り組みだと感じました。