気象庁は今日21日、2月から4月までの3か月予報を発表しました。本格的な春の訪れは早そうです。2月は気温、降水量ともに平年並みで、まだ寒気が入り、冬型の気圧配置が強まる可能性もあり、雪と寒さに油断はできません。ただ、3月になると降水量は平年並みで気温は高くなる予報で、一気に暖かくなり、一気に春本番となりそうです。
2月は寒暖差に注意 3月は急ピッチで春本番か
日本気象協会、tenki.jpによりますと、この先3か月の気温は、2月~4月にかけてを通してみると北日本と東日本で「平年より高い」見込みです。西日本では「平年並みか高く」、沖縄・奄美は「平年並み」でしょう。平年に比べて、気温が上昇しやすく、春の訪れは早まる可能性があります。
気温を月別に見ると、2月は北・東・西日本でいずれも「平年並み」で、沖縄・奄美は「平年並みか低い」予想となっていて、まだ寒さが厳しくなる日もあり、3月が迫るほど寒暖差が大きくなりそうです。
3月は北・東・西日本でいずれも「平年より高い」予想です。寒気の影響を受けにくくなり、一気に春本番の暖かさとなる可能性があります。
一方、沖縄・奄美は3月、4月は「平年並み」でしょう。
暖かい日が続く中、急にひんやりする日もありますので、激しい寒暖差には注意が必要となりそうです。
また、降水量は西日本と沖縄・奄美で「平年より少なく」、東日本、北日本は「平年並み」でしょう。
降雪量は、予想が発表されている北日本の日本海側で「平年並みか少ない」見込みです。
寒気の影響を受けにくくなるため、雪の降る日は少なくなりそうです。
ただ、年末年始から度々寒波の影響を受けて、日本海側はいまだ青森県など平年の2倍近くの積雪となっている所があります。今後の暖かさで雪どけが急激に進み、なだれや落雪など雪の事故が発生しやすくなる恐れがあります。
積雪の多い場所に行く際には十分に注意し、除雪作業をする際は事故のないよう、安全確認をしっかり行ってください。