障害や入院などで教室に行けない児童や生徒が同級生と授業を受ける支援になればと県教育委員会に分身ロボットが贈られました。

分身ロボット「OriHime」を贈ったのは経営者などでつくる奉仕団体ロータリークラブの国際ロータリー山口・広島地区のメンバーです。山口県教育委員会の繁吉健志教育長に分身ロボット1台の目録が手渡されました。

分身ロボット「OriHime」は音声や映像で教室とつなぐだけでなく、身ぶり手ぶりも操作できるため、病気などで教室に行くことができない子どもでも同級生と一緒に勉強している感覚を得られるということです。

国際ロータリー 第2710地区 上田文雄ガバナー
「友達たちが、ほんとうにそこに分身としてその子がいるという認識で対応してくれているということで、臨場感をもって友達と一緒に授業に参加してもらえたら」

県教委にはすでに2台が配備されていて、障害のある児童生徒などが運動会の応援をしたり文化祭で拍手を送ったりと仲間との学習に役立てられているということです。

分身ロボットは岩国市教委にも贈られました。