2年ぶりにお酒を飲んだ後…バイクにまたがる

ー「『絶対に誓ったんだ。俺は一生お酒飲まないんだ、やめたんだ』って。そう思った2年後に、また飲むんですよね。今度はオートバイで事故を起こしました。私がテレビでそのニュースを聞いていたら、『あいつ、しょうもねぇな』って言いますよ。『何やってんの。あんだけ迷惑かけてね、勝手に好きなことやって、迷惑かけて出ていったくせに、あいつまだ飲んでるのか』って」

事故の後、医師からアルコール依存症と診断され、はじめて「アルコール依存症であることを認めた」といいます。

「いきなり依存症にはならないんです。お酒を大量に飲んだからって全ての人が依存症にはならないです。もっともっともっともっともっと昔から心が壊れていた。それがお酒につながって、依存症になり、そこで問題行動を起こすわけです」

事故を起こしてからの4年間、自分を見つめ直す中で、見えてきたのが“不安”でした。