こうした中、生徒たちが苦戦していたのが、日本特有の調理方法。

例えば、みそ汁をつくる時に、こし器を使ってみそを溶くことを、「Mix」と置き換えたり、大根などの桂むきは「RotaryCutting(ロータリーカッティング)」と表現するということですが、なかなか伝えるのが難しいようです。

講師からジェスチャーを交えながら伝えることがポイントだとアドバイスを受けていました。

いよいよ、料理の完成!生徒がプレゼンをしていきます。

女性「Please eat it with wasabi and soy sauce(わさびと一緒にしょうゆにつけてお食べ下さい)」

山辺高校食物科 2年 佐藤百香さん「日本はそれぞれ個性的な料理が多いと思うので、英語で表すことはとても難しかった。もしかしたら外国人のかたも来るかも
しれないので、そういう場面で(使えるように)日頃から練習したいと思いました」

魚匠ダイニング沖海月 須田剛史 料理長「料理を提供する上でも英語のフレーズがないと喜んでもらっているのかがはっきりわからないので、今後そういう人材を作っていかないといけないなと思ってます。世界に羽ばたくようなシェフになってほしいと思います」

山辺高校ではこうした授業を通してより実際の現場に対応できる人材を育てていきたいとしています。