インバウンド需要が高まる中、より魅力的に食を伝えることができる人材を増やしていこうと、山形県山辺町で調理師を目指す高校生が英語と料理を学ぶ講座が開かれました。

講座が開かれたのは調理師など食に携わる人材を育成する山辺高校食物科です。

今回初めて、調理と英語を同時に学ぶ授業を開きました。

インバウンド客の増加や日本食人気の高まりから、外国人とのコミュニケーションの機会は増え、調理の世界でも語学力は必要性を増しています。

山辺高校食物科 2年 板垣源飛さん「就職する時は日本料理のほうに就職したいなって思ってます。東京や京都に行っても外国人が多いと思うので、英語は大切だなって思いました」

山辺高校食物科 2年 髙橋凪咲さん「(夢は)管理栄養士なんですけど外国の患者さんとかにもひとりひとり目を向けて頑張っていきたい」

この日は県内で外国人観光客にも料理を提供している料理人や、ネイティブな英語を話す外国人を講師として迎え、生徒は日本食をつくる上で欠かすことができない英単語を学びました。

生徒が挑戦したのは、「ぶりの刺身定食」。

例えば、みそ汁に使われた『なめこ』は『Nameko(ナメコ)Mushroom(マッシュルーム)』、『出汁(だし)』は『SoupStock(スープストック)』など、日本特有の食材でもこのように置き換えることができるそうです。