県政のかじ取り役を決める県知事選挙の投開票が、今週末と迫ってきました。

現職と新人の一騎打ちの選挙戦となる中、両候補が連日、公約などを訴えています。

Nスタやまがたでは、きょうから両候補の訴えを項目別にみていきます。

きょうは「防災・減災対策」と「経済対策」の2つです。

県知事選挙に立候補しているのは、届け出順に、無所属の現職で5選を目指す吉村美栄子さん(73)と、無所属の新人、金山屯さん(84)の2人です。

「県知事選挙・候補者の訴えを追う」

きょうは「防災・減災対策」と「経済対策」の2つについてそれぞれの訴えを見ていきます。

まずは、年々激甚化する災害に対しての「防災・減災対策」について。両候補の訴えです。

現職 吉村美栄子 候補「この度の喫緊の課題の災害からの復旧・復興、これに全力をあげて取り組んでいきたいと思っておりますし」

吉村さんは去年7月の大雨被害からの復旧・復興を最優先課題に位置付けています。

さらに、今後やってくる災害に備え、治水対策や地域の防災力の向上などソフトとハードの両面から、県土強靭化を進めていきたいとしています。

新人 金山屯 候補「産・官・学が協力して考えなさいっていうことよ。知事だけがそんなことを考えて、できるわけないんですよ」

金山さんは、去年1月に発生した能登半島地震などに触れながら、県の防災対策に言及しました。

政策の中身について、県や市町村だけで検討するのではなく、民間や教育機関などと連携し、知恵を絞っていくべきだと訴えます。