全国の高校生が育てた和牛の肉質と飼育管理の工夫を競う「和牛甲子園」が先週、東京で開かれ宮城からは県農業高校が出場しました。初の頂点へ。青春のすべてを牛にかけた「高校牛児」の挑戦の行方は。

すくすく育った「すずごろう」

「和牛甲子園」まで2週間あまりとなった12月28日、県農業高校では、大会に出す「すずごろう」の体重測定が行われました。

県農業高校3年 星碧虎さん:
「(Q 体重は何キロでした?)814キロでした。1か月で30キロ近く多くなっている。すごい成長を感じるというか」

3年生の星碧虎(あおと)さんは「牛のことで負けるのが大嫌い」な熱血高校牛児です。大会では、飼育管理の工夫などの取り組みも審査されるため、最高ランクの肉質、仙台牛を目指すだけでなく「環境保全」に特化した研究を続けてきました。

環境にやさしいオリジナルの稲わらを生産し牛に好影響があるか調査。さらに、ゲップに含まれるメタンガスを抑制するエサを与えその効果を確かめました。