いきなり「優良賞」!でも…

1月16日、東京での大会当日。今年の和牛甲子園には、全国から40校が参加。「肉質」と「飼育に関する取組み」それぞれ50点満点で審査され、優良賞3校、優秀賞2校、最優秀賞1校が選ばれます。そして、2つの部門を合わせて総合優勝、高校牛児の日本一が決まります。

まずは、取組評価部門優良賞の発表です。

審査委員:
「優良賞1校目は、宮城県農業高等学校の皆さんです。おめでとうございます」

なんと、一番最初に呼ばれました。目標としていた最優秀賞は逃したものの初めての入賞です。星さんたちは、とまどいながらも壇上へ。

ステージで発表する星碧虎さん:
「メタン削減による環境保全牛の飼育を考えますが、高校における研究は前例がなく困難を極めました」

また、参加した生徒の投票で選ぶ「高校牛児特別賞」も受賞しました。

県農業高校3年 星碧虎さん:
「すごく複雑な気持ち。(最優秀賞で)最後に呼ばれたかった気持ちが大きかったし、自分たちも自信があったので」

悔しさも今後に繋げようと、他校の生徒とも積極的に交流しました。

兵庫県から参加の生徒に声をかける星さん:
「メタンガスの研究されてましたよね。牛舎を丸ごと囲う方法、すごいなと思って負けたと思ったんですよ」

嬉しい言葉もかけられました。

宮崎県から参加の生徒:
「メタンガスに着目して牛を守りたいっていう着眼点がすごいなって」
星さん:
「うれしいです!」