2024年11月、山口県下松市の笠戸湾で船どうしが衝突し3人が死亡した事故で沈没したプレジャーボートが、引き揚げられました。

午前8時半すぎ、ダイバーが海に入り、プレジャーボートの引き揚げ作業が始まりました。

この事故は2024年11月、笠戸湾でタグボートとプレジャーボートが衝突し、プレジャーボートに乗っていた男女4人のうち、3人が死亡したものです。

事故当時は日の出前で、下松市には濃霧注意報が発表されていました。

福満まい記者
「午前10時です。クレーンでつり上げられ、沈没したプレジャーボートの船体が少しずつ見えてきました」

作業開始からおよそ2時間後、プレジャーボートはクレーンでつり上げられ、台船に引き揚げられました。

水深17メートルほどの海底に沈んでいたということです。

これまでの捜査でプレジャーボートは、タグボートが引いていた台船か、タグボートと台船をつなぐロープに衝突したとみられることがわかっています。

徳山海上保安部は双方の船を、業務上過失致死や業務上過失往来危険の疑いで捜査していてます。

今回の引き揚げは遺族が業者に依頼し行われたもので、プレジャーボートは徳山海上保安部が確認作業を行ったあと、遺族へ返されます。