生徒たちは、商品の誕生までを紹介したポスター作りや商品の飾りつけ、説明書きシートの準備に取りかかっていました。

安田女子高校 安藤 亜矢子 先生
「これ、『3回分です』と書いた方がよくない?」


生徒
「お父さんがフタが1回分かと思って…」


安藤 亜矢子 先生
「使い方書いた方がいいよ!」


しっかりと意見を交換をしながら準備が進められました。


授業の最後にはPR動画をみんなでチェックです。初めて動画を見たメンバーは…


安田女子高校 STEAMコース 2年 蒲原 みの里さん
「自分たちでいちから作ったというのが、すごい伝わってきて、いいなと」

一方、制作したメンバーは…


安田女子高校 STEAMコース 2年 中川 七海さん
「今までだったら口頭で発表する機会が多かったんですけど、画像や動画でいちから自分たちで言葉を伝えるとなると、文字を入れたら見にくいし、画像だけで自分たちの思いを伝えるのがとても難しかったです」


さあ、文化祭当日です。3年ぶりに保護者を招いて開催されました。お披露目会場となった教室では、それぞれが自分の担当する持ち場で販売に向けて対応します。


ほかのプロジェクトで活動をするクラスメートが購入してくれました。


クラスメート
「同じクラスの友だちが何度も苦しんでいたり、時には泣いたりしながらがんばって作っているのを見ていたので、少しでも応援したいなと思って買いました」

1年生
「白梅の香りがすごいいいにおいだったので買いました」

生徒たちの保護者も気になるようです。


保護者たち
「一生懸命考えても自分たちの案が必ずしも使われるとは限らないし。少し厳しい言葉をいただくこともあったようだが、すごくいい活動だったと思います」


「意見を重ねていく難しさやけっこう苦戦する姿を見ましたけど。見守って、商品ができるのを楽しみに待っていました」

川本校長も1年間の授業を通じて生徒たちが大きく成長したと感じています。


安田女子高校 川本 有美 校長
「自分たちでやればできるんだっていう。道筋を通ったらできていくんだという、たくましさが生まれてきたかなというふうに見ています」


彼女たちが開発した白梅の香りがするバスオイルは、10月1日からインターネットでも限定販売されます。