岩手県花巻市大迫町に伝わる八木巻神楽が19日、今年最初の公演となる「舞初め」を行い地域の安寧を祈りました。花巻市大迫町外川目地区に伝わる八木巻神楽は始まりが1564年とされる山伏系の神楽で、岩手県の無形民俗文化財にも指定されています。1月第3日曜日は毎年定める新年最初の公演「舞初め」です。午前10時から午後3時過ぎまで「鶏舞」「山の神舞」など10演目が披露されました。保存会の会員は18人で後継者不足が課題ですが、全国のファンによる後援会を設置するなど伝承に向けた模索も続けています。

八木巻神楽保存会 藤原浩典会長
「ヘビは脱皮を繰り返して成長するので、神楽もどんどん成長して良い一年にしていきたい」
豪快な動作と繊細な手先の動きを併せ持つ舞いに会場は大いに沸き食事もふるまわれるなど、地域総出で節目の日を盛り上げました。