6400人以上が犠牲になった「阪神・淡路大震災」から30年。日本では、いつ、どこで地震が起きてもおかしくないと言われています。政府の地震調査委員会は、「日本の活断層」の地震リスクの最新情報を公開しました。
阪神・淡路大震災から30年 戦後初 大都市直下型地震

小林由未子キャスター:
甚大な被害をもたらした阪神・淡路大震災。マグニチュード7.3、最大震度7(神戸市など)を観測しました。
▼犠牲者 6434人、▼重傷者 1万683人、▼住宅被害 約64万棟と、戦後初めての大都市直下型の地震となります。
この地震で様々な法律や制度が改正され、防災体制強化のきっかけになった災害ともなっています。

そして17日、地震発生時刻の午前5時46分には黙とうが捧げられ、追悼の集いが行われた会場には灯篭で描かれた「よりそう」という文字がありました。
東京大学 斎藤幸平 准教授:
当時は東京にいて、当日の強い記憶はないのですが、その後のテレビのニュースを見て「こんなことが起きてしまうんだ」と子どもながらに恐ろしくなったのを覚えています。
日比麻音子キャスター:
私も幼かったので当時の記憶はほとんどないのですが、親戚が被災をして毎年1月17日には当時の記憶を昨日のことのようにいろいろと教えてもらっています。
山内あゆキャスター:
当時私は高校3年生でした。その時期はセンター試験が行われる週だったので「関西の子たちは一体どうなってしまうんだろう」と心配になりました。
当時はスマートフォンがなかったので、朝に大きい地震が起きて、その後、家に帰って「大変なことになっている」ということが徐々にわかっていくという状況でした。今と違って情報の伝達が全く違うので不安だった人が多かったと思います。
南波雅俊キャスター:
当時、私は野球少年でイチロー選手が所属していたオリックスが「がんばろうKOBE」というスローガンを掲げてプレーするなど、スポーツの力で何とか復興していこうという姿を子どもながらに覚えています。