阪神・淡路大震災から30年の節目の日に、山口県内でも、災害への備えを確認です。救出などの初動対応にあたる警察官の能力と精度の向上を目指す「ブラッシュアップ訓練」がありました。
参加したのは、機動隊員や県内すべての警察署の警察官らおよそ60人です。
災害時、救急隊員よりも早く現場に到着した場合、警察官が救助にあたる場合もあり、その能力向上を目指すものです。
道路を塞ぐ土砂を取り除き…、崩れた家の壁をチェンソーで破壊…。
中にいる人を救助したほか、地面に埋もれた車の窓ガラスを割って救助する訓練もしました。
防府警察署 奥嶋聡警部補
「備えが最初はやっぱり一番大事かなと感じております、備えがあれば対応もしっかりできますので、私たちもこのような訓練を実施したなかでいま何が足りないかっていうのを備えていければなというふうに思っております」
県警機動隊 磯西清吾副隊長
「みなさんが感じておられると思いますけど、本当にいまこの時代、いつどこで何がどう起こるか分からないというところで、非常に意味がある時間だったなというふうに思います」
訓練に参加した警察官は、今回の訓練で学んだことを各署に持ち帰り、今後、署ごとに行われる訓練に生かすということです。