海を進む大きなタンカー。しかしよく見ると、船体は海面から浮いているように見えます。

宇宙戦艦を思わせるようなこの写真は、鹿児島市喜入に住むペンネーム・みおさんが30日昼ごろに自宅の窓から海を眺めていたら見つけ、「初めて見た光景で気になった」と写真をMBCスクープ投稿に送ってくれました。
写真には大きなタンカーだけでなく、左側に小さな船2隻もうつっていて、3隻とも浮いているように見えます。船が浮いて見えるこの現象は、「蜃気楼」です。


MBCウェザーセンターによりますと、大気の温度が場所によって異なり、密度に差が生じた時に、光が屈折して遠くのものが浮くなど実際とは異なる状態に見える現象です。春先の日本海などでよく見られる現象ですが、鹿児島では珍しいのではないかということです。