「やりすぎてもダメだし少なすぎてもダメ」リアルな色になるよう奮闘する職人ら

その2か月後。制作現場では、専門業者が田中達也さんの求める色の実現に向け作業に追われていました。

(塗装職人)
「やりすぎてもダメだし、少なすぎてもダメなので。リアルに近づけるのは難しいです」

リアルさを追求するため、本物のブロッコリーを3Dスキャンして大きくかたどり、発泡スチロールで土台をつくります。

特殊な樹脂などを塗って成型・着色していきますが、使用するのは発色がよく雨風にさらされても色あせしにくい塗料。塗り重ねてリアルな色を生み出していきますが、職人の技をもっても容易ではありません。
(塗装職人)
「統一感は出したいですけど、全部同じではないように」
まる1週間かけて色づけが行われ、その仕上がりに田中達也さんも納得したようです。