岩手県八幡平市は16日、地方税の課税に必要な事務処理を怠り、200万円以上の課税漏れが発生したとして、職員2人を減給1か月(10分の1)の懲戒処分としました。

減給1か月の懲戒処分を受けたのは、八幡平市役所に勤務する係長級の40代男性職員と、主任級の40代男性職員の2人です。

八幡平市によりますと、2人は2023年4月から2024年11月までの間、インターネット経由で受け付けした確定申告のデータの一部を未処理のまま放置し、合計16件(個人1件・法人15件)、調定額212万3400円の課税漏れを生じさせたということです。2024年11月上旬、市職員が税金申告の準備を行う中で、今回の事案が発覚しました。

市の聞き取りに対して、男性職員は「手続きを行うシステムの仕組みは理解していたが、エラーが出た申告書の処理に理解が足りなかった」と話しています。市は、対象者に謝罪するとともに税金の追徴を行っているということです。