取り調べ“供述拒否” 拘置所に移送
突然の「非常戒厳宣言」から43日。弾劾訴追案が可決されるなど、政治の混乱が続く中でも、一貫して自身の正当性を主張してきた尹大統領。今月3日にも拘束令状が執行されていましたが、徹底抗戦の構えを見せ、拘束は失敗に終わっていました。
今回、一転して身柄拘束に応じた理由について尹大統領は談話で…

尹錫悦 大統領
「不法の不法の不法が行われ、無効な令状により手続きが無理やり進められるのが嘆かわしくて仕方がありません。大統領として不法な手続きに応じるのは、これを認めるからではなく、望まない流血を防ぐという気持ちからだけです」
捜査の違法性を強調した上で「流血事態」を防ぐ為だと説明しました。

午後9時半ごろに取り調べを終え、ソウル拘置所に移送された尹大統領。取り調べでは供述を拒否していたということです。
合同捜査本部は、拘束令状を執行してから48時間となる、17日午前10時半ごろまでに正式な逮捕状を裁判所に請求するか判断することになります。
韓国の刑法で内乱罪の首謀者は死刑または無期懲役、無期禁錮と定められていて、捜査の行方が注目されています。














