口の中を潤すこと、唾液の分泌増やす工夫を
あすなろ小児歯科医院 佐野哲文医師
「お口の中にいる菌の数を全体的に減らすとなると、素早く3回よりかは、2回でもいいのでしっかりと1回1回をやってもらう。隅々までやってもらうことが大切です」
特に、歯周病菌の増殖が一番多いのは寝ている間のため、インフルエンザ予防には夜寝る前の歯みがきが欠かせないと話します。
インフルエンザ予防に歯磨きが有効です。鉛筆を持つように軽くもって、歯の隙間にブラシの先が当たるように小刻みに動かし、歯を一本ずつ正しくしっかりと磨きましょう。歯と歯茎の境目にも汚れが付着しているので、斜め45度当てることも重要です。口腔ケアをしっかりすることは、ウイルス全般に有効です。

あすなろ小児歯科医院 佐野哲文医師
「寝ている間は、つばの産生がほとんどされないので、菌にとっては暖かい環境です。動きがないので。培養するのに最適な環境、お口の中は夜寝ている間。夜寝る前に歯をみがきましょうというのは大事です」

口の中の乾燥が強くなると虫歯の原因菌や歯周病の原因菌にとってプラスの作用になるので、常に口の中を潤すことが大事です。
口呼吸は口の中が乾いて、歯周病菌が増えるので鼻呼吸を意識しましょう。また唾液にはウイルスの侵入を防ぐ働きがあるため、日ごろから水分を多くとったり無糖のガムを噛んだりと唾液の分泌を増やす工夫をおこなうことも大切だといいます。