猛威をふるうインフルエンザ。富山県内の1医療機関あたりの患者数が15日、警報レベルの30人を超えました。医師は “うがいや手洗い” 以外にもプラスアルファの予防対策を呼びかけています。

全国で猛威をふるうインフルエンザ。1月12日までの1週間に富山県内48の医療機関に報告された患者数は1661人と、前の週より1039人増えました。1医療機関あたりでは34.60人と、警報レベルの30人を超えています。

富山県内でインフルエンザが警報レベルに達するのは、2023年12月以来です。重症化による入院患者の数も増えていて、特に、80歳以上の高齢者が目立つといいます。

富山県衛生研究所 大石和徳所長
「去年までは、ほとんど60歳未満だった。60歳以上は、あまり症例はなかったんだけど、今年はどーんと成人・高齢者にも入ってきている。高齢者が一番、医療機関をひっ迫させる原因なので、この方々を重症化から予防することが大事ですね」