東日本大震災の被災者の心の健康を守るため、岩手県内に設置されている「こころのケアセンター」の相談件数が増加を続けています。
被災者の悩みやストレスに対して求められていることとは。

8日、就任以来2度目の岩手訪問となった伊藤忠彦復興大臣が県庁を訪れ、担当者から被災者の心のケアの現状について聞き取りを行いました。
この中で県内5か所に設置されている県こころのケアセンターに寄せられた相談件数が報告されました。
県の報告によりますと、新型コロナの感染が拡大した2020年に、接触の回避を背景におよそ5000件まで減った被災者からの相談件数は、翌年から右肩上がりで増えていて、2023年度は8000件余りの相談が寄せられました。

これはコロナ禍直前の水準を上回っています。