複数の大人との会話を通して、子どもたちに今後の人生について考えてもらおうという行事が、6日に盛岡市内の中学校で行われました。
その名も「トークフォークダンス」。
一体どのような取り組みなのでしょうか?

「トークフォークダンス」が行われたのは、盛岡市の見前南中学校です。

「トークフォークダンス」では、円形に並べられた椅子に向かい合って座り、1分間会話した後、片方が隣の席に移動することで対話の相手を替えていきます。

パートナーが次々と替わるところがフォークダンスのように見えることから、その名が付けられています。
6日は3年生およそ120人が、ゲストとして招かれたPTAの関係者や地域の人などさまざまな職種の大人と会話しました。

テーマは将来の夢や、いま夢中になっている事。
さらには「優しさとはなにか」など哲学的なものも。
生徒たちは休憩を取りながらおよそ2時間、相手を替えて会話を続け、多様な考えに触れることで今後の人生について考えていました。

(中学生)
「こういう仕事に就きたいなとかっていうのはまだはっきりしなかったけど、勉強して、将来楽しく過ごすために繋げなくちゃいけないなあって(思いました)」

(参加者)
「いいことだねえ。とてもおもしろかった。ダンスやるのかと思ったらやらなくて残念だった(笑)」

見前南中学校は2026年度以降も、この取り組みを続ける事を検討しているということです。