強烈な寒波の影響でずいぶん寒い日がありました。暖かい時期、私たちの身の回りにたくさんいた虫たちも姿を消しています。虫たちはどうしているのでしょうか。
害虫駆除に詳しい東洋産業の大野竜徳さんに聞きました。

ー越冬するムシは、どこにいるのでしょう。

(東洋産業 大野竜徳さん)
「今回は身の回りでよく見る生き物の一つ、ダンゴムシの冬をご紹介しましょう。ダンゴムシ、といっても実はいろいろな種類がいますが、日本全国、どこでも一番身近な種類は『オカダンゴムシ』といわれる種類です」

「一番身近ではありますが、実は明治時代にヨーロッパからやってきた外来種です。日本より寒いところも多いヨーロッパからやってきたオカダンゴムシ、冬はどうしているでしょう」

「すっかり寒くなって4℃を切るような温度になってくるとオカダンゴムシは冬越しに入ります。オカダンゴムシはこの時期も暖かい時期とそんなにかわらず石の下や落ち葉の下にいます」

「ただ、外が寒いので、少し深く、地面の下数センチくらいの穴を掘ってその下で足をたたんで、仲間たちと集まって全員丸くなって眠っています。こうして寒くて乾燥する空気から適度に湿った石や落ち葉の下で体を守っています」