13日夜、宮崎県で震度5弱を観測する地震が発生し、気象庁は一時、南海トラフ地震臨時情報(調査中)を発表しました。
これを受け長野県も、一時、警戒対策本部を設置しました。

13日午後9時19分ごろに発生した日向灘を震源とする地震では、宮崎県で震度5弱を、県内でも諏訪市で震度1を観測しました。

気象庁は、南海トラフ地震臨時情報(調査中)を発表しましたが、評価検討会を経て、「南海トラフ地震の発生可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる現象ではなかった」として、午前0時前に調査を終了したとしました。
県内では南部を中心に34市町村が南海トラフの「地震防災対策推進地域」に指定されていて、県は、一時、警戒対策本部を設置したほか、飯田市などでは、担当職員が集まり、情報収集にあたりました。
飯田市危機管理部 岡本佳宏(おかもと・よしひろ)部長:
「8月に経験している分、対応の仕方は流れの中で把握できていたので混乱なく対応できた」
気象庁では、引き続きいつ地震が発生してもおかしくないことに留意し、日ごろの備えを確認するよう呼びかけています。