能登半島地震で被害を受けた『ホテル寺尾』では今、臨時の「フロント」を駐車場の一角に設けて対応しています。
6畳ほどのこのスペースで社長の勝島猛さんは生活をし、日中はこの部屋で90歳の母親・テル子さんも過ごしています。

夫の徹さんとともに1989年にこのホテルを始めたテル子さんは、既に亡くなった夫の写真に毎日語りかけているそうです。
「やっぱり私も年ですから…。でも、ここが新たにうまく始まるまでを見ないうちはお父さんのとこに行けないな、と思っているんですよ」

【ホテル寺尾勝島猛社長】
「苦しい、苦しい1年が、やっと終わりました」
「去年の正月、まさかこんななると思わなかったので…」

まだまだ先行きが見通せないなか、経営者たちの2025年が始まりました。