除雪作業、装備の防寒ポイントは?

除雪車の車両誘導は、誘導技術のほか、極寒の中で長時間立ち続ける過酷な仕事です。佐藤主任に、作業用の装備を見せてもらいました。

除雪作業のための装備

案外アイテムが少ないようにも見えますが…。しかしこれらこそ、作業の効率と防寒のポイントを押さえたえりすぐりの装備なんだそう。
まずは足元です。靴下を履いたら、さらに靴下カバーを重ね履きします。

防寒ズボンも2枚重ねて履きます。重ね履きすることで空気の層を作り熱を保つ効果が期待できます。

そして、首元です。ネックウォーマーで冷気を遮断し体の熱が逃げないようにします。そして手袋は、中がボアなど保温性に優れた素材のものです。

西田組 主任 佐藤旭さん
「首元から風が入ってくるのでまず首元、そして手が冷えるのでしっかりとした手袋を使用することが大事です」

保温性に優れた素材の手袋
首元を守るネックウォーマー

誘導員の仕事は、歩行者や対向車、後続車に気を付けながら除雪車を誘導したり、この先どんな道になっているのかの情報を作業スタッフに伝えたりと多岐に渡ります。作業終了時刻が決まっているため、丁寧かつ迅速な作業が求められます。

西田組 主任 佐藤旭さん
「そこの入り口、段差サ、なってまるな!(そこの入口、段差になりそうだ)」

時刻は朝5時45分。ついに作業が終了しました。この日、佐藤主任が歩いた距離は約1.5キロメートル。

西田組 主任 佐藤旭さん
「道幅も広がってきれいになってよかったと思います」   

佐藤主任も安堵の表情です

長時間に渡る作業をする除排雪のプロたちは、的確で迅速、そしてなにより寒さに負けない準備をしっかりしていました。

青森テレビ「わっち!!」月~金曜夕方4時25分 2022年2月3日放送回より
※掲載しているのは放送当時の情報ですので、変更となっている場合があります。
ATV NEWS DIG 2023年2月1日配信「今季最大の強烈寒波に克つ!現場主任の防寒対策」を再編集した記事です。