◇《新型コロナも同時流行の兆し…感染対策は》

この冬は、新型コロナも同時に広がり始めています。いま、感染対策に何が必要なのでしょうか。今月8日、札幌市豊平区のクリニックで診察を受けた女性は、インフルエンザに罹っていました。
こうした発熱などを訴える患者が、去年12月に入ってから急増しています。その症状には、どんな特徴があるのでしょうか。
とよひら公園内科クリニック 藤本晶子院長
「今回はかなり激烈で、40℃とか39.6℃とか、すごい高熱な人と、あと38℃前半とか半ばぐらいの、少し熱が高いぐらい人たちと、2パターンあるような印象があります」「今年のインフルエンザは喉を痛がる人が、すごく強い気はする」
そしていま、インフルエンザと同時に増えているのが、新型コロナの感染です。
とよひら公園内科クリニック 藤本晶子院長
「検査した人は18人ですけれど、7人がコロナだったので、コロナの方が月曜日(=今月6日)は多かった」
「年末年始の当番医の話だと、大体インフルが6割、コロナが2割と聞いているけれど、咳が残っていると来ている人たちもいるんですが、その咳が、単にインフルエンザに感染した後、(症状が)ちょっとのびているだけなのか、コロナの後遺症に足を突っ込みかけてるのかというのがある」

新型コロナの流行状況も、9日に発表されました。1つの医療機関あたりの患者数は、全道平均16.8人で、去年11月から8週連続で増え続けています。去年の同時期の12.28人と比べ、4割近くも増加しています。
取材したクリニックでは、増え続ける発熱の外来患者を少しでも多く受け入れるため、年明けから、シャワーカーテンで待合室を区切って、検査ができるようにしました。

また、自宅で市販の検査キットを使い、陽性判定が出た人には、結果を写真で確認した上で、受診なしで薬を処方する対応もしています。
