◇《インフルエンザ感染拡大の要因》
堀内大輝アナ)
とよひら公園内科クリニック 藤本晶子院長によると、過去3シーズンほど、あまり流行しなかったため、この冬、ワクチンの接種率が低いことが流行の要因とみられています。

なお、接種を受けないまま、インフルエンザを発症した人は、完治した後であっても、ワクチンを打つべきだということです。発症によって免疫が出来ても、違う型のウイルスに感染するほか、同じ型のウイルスに再び感染するケースもあるそうです。

堀啓知キャスター)
重症化を防ぐためにも、予防ワクチンは有効ということですね。 

◇《インフルエンザ治療薬の供給停止も…》
堀内大輝アナ)
先日、治療薬に関する発表がありました。沢井製薬は、今月7日、インフルエンザ治療薬のジェネリック医薬品2種類について、想定を上回る注文があり、製造が追いつかないとして、供給を一時停止すると発表しました。
    
今月下旬から来月上旬の再開を予定しています。ただ、治療薬は様々な種類があるため、現在、病院で薬を処方できないような状況にはなっていません。

堀啓知キャスター)
とはいえ、この先、薬不足にならないかという心配はありますが…。

堀内大輝アナ)
そうなると、大事なのは、インフルエンザもコロナも感染の予防です。うがい、手洗いはもちろんですが、取材した『とよひら公園内科クリニック』の藤本晶子院長が勧める予防対策は、次の通りです。

◇《生活で心掛けたい予防対策》

・電車などの密閉空間ではマスクを着用し、なるべく会話をしない。
・できれば1時間に5分の換気をする。
・部屋を加湿 洗濯物を部屋干しすると十分効果がある。


堀啓知キャスター)
まもなく新学期が始まったり、さっぽろ雪まつりがあったり、人の交流が盛んになります。例年、インフルエンザなどの感染が広がる時期でもありますから、自分でもできる予防対策を是非とっていきましょう。