トランプ氏の脅しで? アメリカ・メタ ファクトチェック廃止

一方、自らにすり寄ってくる人に対しては態度が一変。

トランプ次期大統領
「MetaやFacebookは大きく前進した。印象的だった」

FacebookやInstagramを運営するメタ社のザッカーバーグCEOが、7日発表したのは、投稿の虚偽情報を第三者機関などと協力して確認するファクトチェックをアメリカで廃止するというものです。

ファクトチェックはトランプ氏が「不当な検閲行為」などと批判していました。

Meta ザッカーバーグCEO
「FacebookとInstagramに、自由な表現を取り戻すときが来た」

実はこの2人、2024年の大統領選までは険悪な関係でした。

トランプ氏はこれまで、2020年の大統領選でザッカーバーグ氏がFacebookを操り、陰謀を企てたと主張してきました。

さらに、2021年1月に起きたアメリカ議会襲撃事件を受け、FacebookとInstagramのアカウントを凍結されたこともあり、トランプ氏は2024年9月に発売した著書の中で、こう警告したのです。

トランプ氏の著書
「私は彼(ザッカーバーグ氏)を注視している。もし今回違法なことをすれば、彼は残りの人生を刑務所で過ごすことになる」

しかし、今回の大統領選でトランプ氏が勝利すると、その直後、ザッカーバーグ氏はトランプ氏と面会。

また、Meta社は1月20日に行われる大統領就任式に100万ドル=日本円で約1億6000万円を寄付していて、関係改善を模索しています。

今回のファクトチェック廃止についても・・・

Meta ザッカーバーグCEO
「トランプ(次期)大統領と協力して、規制を強めようとする各国政府に抵抗していく」

アメリカメディアは、専門家の意見としてこの動きを「強力な人々や機関が大統領に屈服している一例」と批判しています。

記者
「あなたがザッカーバーグ氏を脅した結果だと思うか?」
トランプ次期大統領
「恐らくね」