山形県内では強い寒気の影響により、10日金曜日頃にかけて大雪になる所がある見込みです。

こうした中、全国有数の豪雪地西川町の志津では、自主計測で積雪が3メートルほどとなっています。

佐藤真優アナウンサー「西川町志津温泉です。除雪され積もった雪が、私の身長165センチをはるかに上回っています」

西川町志津には気象庁の観測地点がありませんが、月山志津温泉にある「清水屋旅館」の今野信秋(こんののぶあき)さんは、およそ50年以上敷地内の記録計で積雪を測っています。

今野信秋さん「(Q今どのくらい積もっていますか?)今ですね2メートル94センチくらいです」

今野さんによりますと、積雪は去年の今の時期に比べ多いものの、平年並みだということです。



清水屋旅館 今野信秋さん「今年の雪は、湿って重くて。生活としては大変ですよ。屋根の雪下ろしは、12月から5回やりましたよ」

気象庁によりますと、日本付近は冬型の気圧配置となり、県内では、多くのところで雪が降りました。

きょう午後4時現在の積雪は西川町大井沢で147センチ、大蔵村肘折で146センチ、小国で97センチなどとなっています。



気象庁はきょう午後、緊急の会見を開き、10日金曜日頃にかけて、日本付近の上空には強い寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置となるため、本州の日本海側を中心に降雪が続き、平地でも大雪となるおそれがあると発表しました。