ネクスコ西日本(西日本高速道路会社)などは、2025年3月を予定していた高速道路の深夜割引の見直しを同年7月ごろに延期すると発表しました。システム整備に時間が必要となったことが理由です。
対象時間帯の利用料金が3割引きとなるこの仕組み、今後どのように変わるのでしょうか?
【深夜割引とは】
2024年12月25日に発表したのは、ネクスコ西日本とネクスコ東日本、ネクスコ中日本の高速道路会社3社です。
ネクスコ西日本によりますと、深夜割引の仕組みは2004年11月に全国で始まりました。現在は、ETC(自動料金収受システム)を搭載した車が午前0時~午前4時の間に少しでも高速道路を走っていれば、走行分すべてが3割引きになります。
ところが、この割引の適用を受けるため、インターチェンジの出口の手前では午前0時になるのを待つトラックが滞留するなどの問題が起きていました。
この問題はトラックドライバーの拘束時間の悪化にもつながっていることから、高速道路会社3社は、2023年に深夜割引の見直しを発表していました。