商店街を盛り上げるブックカフェ

同じ萩市にもう1店舗オープンした書店が萩・田町商店街の「Tabito」。カフェを組み合わせたブックカフェで、1000冊を超える古本を売っています。

来店客
「表を見たらきょうのランチっていうのが出ていて、おいしそうだったので入ってみました。懐かしい本とかがいっぱいあっておもしろい感じがします」

商店街を盛り上げようと活動する「Zeal Factory Hagi」が商店街や近隣の書店が閉店していったことから立ち上げました。

Zeal Factory Hagi・柏木一宏社長
「商店街の中の不足する部分としては、本があって、本だけじゃなかなか難しい部分もあるので、お茶が飲めるような人が集まってくつろげるかゆうようなところがあればどうかなっていうことで」

増加する電子書籍や通販の需要。インターネットの便利さを認めた上で、書店の存在は必要だと話します。

Zeal Factory Hagi・山下成一さん
「画面の中じゃ探しきれないものがあるし、出会えないものもありますよね」

今後は、商店街で活躍する店のあり方を目指しています。

Zeal Factory Hagi・柏木一宏社長
「専門性とかそのお店じゃないとっていうところがでてきたところで来られてるっていう方が多いと思いますので、そういう面からいうと、このTabito自体もそういうカラーになってくるのかなっていう」
来店客(萩出身)
「手に取って見られるのがいいです。ないのはさみしいですね、やっぱりね」
来店客
「こうやって新しい本屋さんができているのはうれしいですね」

「文化的な拠点」、「人の集まる場」として必要とされてきたまちの書店。時代の流れにその形を変えながらあり方を模索しています。