2025年が始まり、神社は初詣客でにぎわいました。
山口県内各地あちこちでこま犬を見て、あれ?形が違うな…と思ったスタッフ。色々調べてみると…狛犬をめぐる、ふかーい世界がありました。
狛犬、そのルーツと魅力
スタッフが向かったのは、山口県周南市にお住いの山口狛犬楽会代表・藤井克浩さん。こま犬事情に詳しい「山口狛犬楽会」の代表です。これまで数多くの神社を巡り、1100組近くのこま犬を見てきました。

実は犬じゃなかった!
ーー狛犬ってそもそも何ですか?
藤井さん
「みなさんイヌイヌって言いよるから、あの…ここ掘れワンワンのイヌと思うちょるかもしれのんじゃけど、実際はね、どちらかと言うとネコに近い、大元たどったらライオンじゃからね」
狛犬とは、神様などを守る空想上の守護獣。力を欲したエジプトの王様が、百獣の王・ライオンをモチーフにしたものを飾るようになり…シルクロードを経て中国へ。その後、日本にも伝わったのが起源とされます。
しかし、日本では向かって右側が獅子、左側が狛犬となり、今では総じて狛犬と呼ばれるようになりました。

参道に設けられた中では、県内最古といわれる狛犬がいる、周南市の周方神社を案内してもらいました。