政府は、2025年度の予算案で、北陸新幹線の金沢・敦賀間の整備事業費として180億円、また懸案となっている敦賀より西のルートを調査する費用として、約14億5千万円を計上しました。

政府の来年度の予算案では、北海道、北陸、九州の3つの整備新幹線の事業費の総額について、今年度より383億円多い2658億円を計上しました。このうち、今年3月に開業した北陸新幹線の金沢・敦賀間では、高架下の整備など区間内で残った工事を進める費用として180億円が充てられています。

一方、敦賀から新大阪までの延伸をめぐっては、与党の整備委員会が年内中に予定していた京都駅周辺を通るルートの選定を見送り来年度の着工が困難な見通しとなったことから、来年度予算案での事業費は盛り込まれませんでした。

また、これとは別に、北陸新幹線の施工上の課題を解決するための調査費として、今年度よりも1500万円多い14億5000万円が計上されました。