野菜や果物など青果の1年の商いを締めくくる今年最後の競り「止め市」が29日、金沢で開かれました。
青果部門の止め市は午前6時からはじまり、金沢市中央卸売市場には仲卸業者や小売業者およそ20人が集まってレンコンやサトイモなどの競りが行われました。
きょうは野菜が89トン果物が31トンと、去年より50トン余り少ない合わせて120トンが入荷しました。今年は、夏の猛暑の影響で野菜の収穫量が減ったほか、果物への害虫被害も多く例年より2割から3割ほど高値で取引されているということです。
丸果石川中央青果・岡嶋啓介取締役
「ものが少なくて値段が高いのがずっと続いた1年というイメージで、生産者市場小売屋さん消費者の方々もそういう意味では辛い、なかなか厳しい1年だったなという実感です」
鮮魚部門の止め市は30日の午前3時から行われます。また青果と鮮魚の初競りはいずれも来年1月5日に行われることになっています。