元局長のプライベートな情報の漏えい 前総務部長が関与か

そもそも誹謗中傷が広がる発端となった元局長のプライベートな情報は、斎藤知事が命じた告発者探しの過程ででてきたものだ。

25日の百条委員会で、この対応が適切だったのか問われた斎藤知事はこれまでの主張を繰り返した。

斎藤知事
「真実相当性を満たす供述証拠、それから噂話を集めたものではないというところが欠けてましたので、外部通報としての保護要件には当たらないというのが私の認識です」

さらに、こんなやりとりも…

増山誠 県議
「誹謗中傷文書の流布した者が、何らかの文書を内部公益通報を行った旨発表すれば、永遠に処分されないという事態を招きかねないというふうに思っております。この認識についてどういうふうに思われますか」

斎藤知事
「そうですね、同じ認識です。調査を待って例えば、処分を待つべきだという点については、それをやっているとある意味、ずっと処分ができないということになるということですから」

元局長のプライベートな情報が漏洩したことに関しては、前の総務部長・井ノ本知明氏が関与している疑いも浮上している。百条委員会でもこの点を指摘する声が上がった。

上野英一 兵庫県議
「私たちの調査では4月初旬から中旬にかけて元総務部長が複数の女性職員や県議に(情報を)みせてまわったというふうな証言があります。知事はそのことをいつ認識されどう対応されたか?」

斎藤知事
「最初、週刊誌の報道でそういった内容を把握したということです。現時点で何かやったかと断定するのが適切かというのもありますが、弁護士をいれた中で事実関係を調査していくのが大事だと思っています」